推し活・スポーツ・ご自愛に有給+5,000円。世界メンタルヘルスデーに広報PR会社が《ココロ充電休暇》をつくった理由

2025年10月10日、世界メンタルヘルスデー。
株式会社グラヴィティPRはこの日に先立ち、10月1日に特別休暇制度《ココロ充電休暇》をスタートしました。

「推し活・スポーツ・ご自愛」の3つを柱に、年間各1日(最大3日まで)。
すべて有給扱いとし、さらに1日あたり5,000円の手当を支給する制度です。対象は正社員だけでなく、パートスタッフも含めた全社員。

そして同じ10月1日には、創業以来初となる正社員を迎えました。

制度導入と組織体制の強化を同時に進めた背景には、広報PR会社としての明確な意思があります。
それは、「伝える仕事」を担う企業として、まず“伝える人”のコンディションを整える責任を果たす、という姿勢です。

なぜ、広報PR会社が“整える休暇”を制度化するのか

広報PRは、単なる情報発信ではありません。
企業の想いを言語化し、社会との接点を設計し、共感を生み出す仕事です。
そこには論理だけでなく感性が必要であり、戦略だけでなく“心の余白”も必要です。

グラヴィティPR代表の山田は、25年以上にわたりSVリーグ男子に所属するサントリーサンバーズ大阪を応援し続けています。

誰にも邪魔されず、好きなものに熱狂する経験。
一瞬のプレーに心を動かされ、その背景にある物語を読み取る姿勢。

その積み重ねが、「共感を生む力」「ストーリーを編む力」「熱量を言語化する力」を育ててきたといっても過言ではないと思っています。

ただ私たちが大切にしているのは、代表個人の体験そのものではありません。
重要なのは、“自分を整える時間が、仕事の質を高める”という再現性のある構造です。

だからこそ、それを個人任せにするのではなく、会社の制度として実装しました。

《ココロ充電休暇》の3つの設計思想

1.推し活休暇(心)

ライブ、舞台、展示会、スポーツ観戦など、「心が動く体験」に時間を使う休暇です。

心が震える経験をしている人は、他者の感情にも敏感になります。
広報PRにおいて“共感力”は最大の資産のひとつです。

推し活は単なる趣味ではなく、感性を磨く時間。
それを会社が後押しすることに意味があると考えました。

2.スポーツ休暇(技)

スポーツ観戦や実践を通じて、身体と頭を同時にリセットする時間です。

スポーツには、集中力・瞬発力・状況判断力・チームワークといった要素が詰まっています。
これは広報の現場における“考動力”と直結します。

慢性的な運動不足はパフォーマンス低下にもつながります。
だからこそ、意識的に身体を動かす機会を制度として位置づけました。

3.ご自愛休暇(体)

整体、マッサージ、美容院、エステなど、自身のリカバリーを目的とした休暇です。

特に女性は、仕事・家事・育児・介護と複数の責任を抱えることが少なくありません。
「自分のためだけの時間」を確保することは、決して贅沢ではありません。

自分を大切にできる人こそが、他者にも丁寧に向き合える。

その前提に立ち、心身のコンディションを整える時間を制度として認めました。

世界メンタルヘルスデーに発表した理由

厚生労働省「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、現在の仕事や職業生活に関することで強い不安・悩み・ストレスを感じている労働者は68.3%。およそ7割の人が、働きながらストレスを抱えています。

一方で、メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所は63.2%にとどまります。7割が抱えている。けれど、対策している会社は6割しかない。

メンタルヘルスは、もはや個人の問題ではなく経営課題です。

しかし多くの企業では、

・相談窓口の設置
・外部カウンセリングの導入
・研修の実施

といった“対処型”の施策にとどまりがちです。

私たちが選んだのは、予防型の制度設計。

不調になってから支えるのではなく、
日常的に整える仕組みをつくる。

その象徴として、世界メンタルヘルスデーに制度を発表しました。

※出典:厚生労働省「令和6年 労働安全衛生調査(実態調査)」(2025年8月8日公表)

千葉県広報研究会との連携から見えた現実

グラヴィティPRは現在、千葉県広報研究会 のコミュニティマネージャーとして運営にも関わっています。

約300名の広報担当者が所属する産官学連携のコミュニティです。

そこで日々感じるのは、広報担当者の多くが“兼務”であり、
自分のコンディションを後回しにしているという現実です。

「発信しなければ」と思いながら、余白を持てない。

広報は心の仕事です。
だからこそ、整っていることが前提です。

研究会での対話や現場の声も、《ココロ充電休暇》の制度設計に影響を与えました。

広報PR会社としての一貫した姿勢

グラヴィティPRはこれまで、

・経営戦略と接続する広報PR支援
・中小企業への伴走型サポート
・自治体向け広報研修
・Instagram運用サポートの強化

など、発信と組織の両面から企業価値向上を支援してきました。

2025年には地方創生メディア「Made In Local」が選出する「千葉を代表する企業100選」に選出。
さらに、千葉県が推進する“社員いきいき!元気な会社”宣言企業 にも登録されました。

地域に根ざし、働きやすい環境づくりに取り組む企業として、公式に評価をいただいています。

外部に「ブランド価値の構築」を提案する会社である以上、自社の文化や制度もまたブランドの一部です。

《ココロ充電休暇》は、単なる福利厚生ではありません。それは、「整った状態で向き合う」という企業姿勢の表明です。

正社員第1号の採用と、組織としての進化

2025年10月1日、創業以来初の正社員を迎えました。
個人事業からスタートした小さな小さな会社が、チームとして育つフェーズへと進みます。

制度と組織づくりは切り離せません。

どんな文化をつくるのか。
どんな働き方を当たり前にするのか。

その最初の一歩が、《ココロ充電休暇》です。

余白は、甘えではなく戦略

成果を急ぐ時代において、余白は軽視されがちです。しかし、創造性も共感も、余白から生まれます。

広報PRは、人の心を動かす仕事。
だからこそ、まず自分たちが整っていること。

整えることは逃げではなく投資。
余白は甘えではなく戦略。

グラヴィティPRはこれからも、
“伝える人が整っている会社”として、組織の内側から価値を育て続けます。

《ココロ充電休暇》は、その決意のかたちです。